欝と戦って元気な自分を取り戻そう|早めの治療が大切

女医

受診の目安と仕事

男性医師

出来ることを確認する

欝になると気分が落ち込み、何もやる気が起きなくなってしまいますが、それよりも判断力が鈍ってしまうことに気を付けるべきです。判断力の低下はあらゆる間違った選択をしてしまいます。病院を受診する必要は無いと判断したり、治療は意味がないと判断したり、自分は欝ではなく何か別の病気かもしれないと判断してしまうことがあります。自分の状態がどんな状態であるかは、自分がこなせる作業量の基準を設けて確かめてみることです。一日のうちに、いくつかやるべきことを作ってそれを無事時間内に終えられるように自分の中でルールを作ります。時間内に終えられなかったらいつもより症状が悪いということなので病院に行ってみるようにします。自分で普段出来ることが出来なくなったり、逆に出来るようになることは症状の程度を確認する一つの基準になります。これは、家族や友人など周囲の人にお願いをして客観的に見てもらうことも大切です。患者本人には気付かない部分の症状も、周りからするとよくわかることがあるからです。欝の症状が強いと、自分で適切な判断がしにくくなります。自分だけで判断するのが難しい場合は、信頼できる身近な人の意見も聞き入れられるようにすることが大切です。

治療中は決断しない

欝の期間は、判断力が鈍ることで大事な決断を簡単にしてしまいがちです。脳の機能が落ちて心の状態も不安定なため、焦りや不安から退職や転職を決行してしまい、症状が落ち着いてから後悔するケースもあります。安易に転職しても、新しい環境になれるまでに時間はかかります。職場の環境や労働条件によっては症状が悪化する可能性もあります。その為、欝の症状があるうちは仕事は一旦置いておいて治療に専念する方が良いです。治療をして医師から許可が出たらその時改めて退職や転職について検討したほうが良いです。どうしても、退職や転職する理由があるのであれば、どう職場に説明するべきか医師と相談することも大切です。退職しても転職しても、欝の症状が改善しなければ治療はずっと継続していく必要があります。復職する場合であれば、リハビリ勤務という制度を設けている会社もあります。リハビリ勤務はいきなり以前と同様に仕事量をこなしていくのではなく、徐々に無理しない程度で仕事を再開するという制度です。ゆっくりと自分のペースで仕事に戻れるようになるので、負担が少なく社会復帰しやすくなります。欝の症状があるうちは、出来るだけ休職をしてその後復職するほうが良い場合があります。